「憂鬱」
_感情の波数スペクトル
(その
10)
「意識の科学としての名言と名言対」で述べて
きていますように、言葉は人間の意識(アクシオン場)の波動関数の測定値とみるこ
とができます。言葉はエゴの発育とともに現れますが、E. H.
Walkerらの実験結果を踏まえ「磁流理論」ではエゴは脳の扁桃体でのアンダーソン局在だと見ています。そこで言
葉も波動関数が「測定」によって収縮したものと見なせます。(1)(2)
感情も同様で、感情の中枢でもある脳の扁桃体がカオスになると真の霊能力・サイ能力が一切発揮で
きなくなることをお伝えしてきていますが、その感情、実は昨年(2022年)ノーベル物理学賞の
「量子エンタングルメント」しているすごく精密な存在であることが判明しました。「喜」「怒」
「哀」「楽」は測定(観測)によって波動関数が収縮した幻であり、実在は量子エンタングルメントし
ている「喜怒哀楽」だったのです。だから「苦」を測定(観測)したので「楽」があり「楽」を測定
(観測)したので「苦」ということになるということです。心理学でいう「幸せ」は実はネガティブ感
情で「うつ」を測定したので出てくる幻でした。そして測定(観測)しないでエンタングルメントのま
までいるとその「幸せ」を凌ぐ「愉しさ」と真の霊能力・サイ能力が最大出力で発揮されるという機構
があることも判明しています。(3)
その感情がどんな波数スペクトルとして測定(観測)した結果なのかを、小説家や作家の感情表現用
語とそういう表現をしているその小説家や作家の波数から求めてみました。その小説家・作家
が測定(観測)しない感情は表現されませんので、小説家・作家の波数によってどういう感情表現をす
るかには実は偏りがあるわけです。
ある感情の波数スペクトルが判明すればそれと足して99・・・となる感情の片割れあるいは組にす
ぎないと認識できますので、真の霊能発揮の境地、悟りの境地に役立ちます。
感情の波数スペクトル第10回目は「憂鬱」です。
「憂鬱」の感情表現例:
「同感する程阿呆でもない代りには、腹を立てる程の己(うぬ)惚れもない。仕方がないから一種嫌な
種類の汗をかいて黙っている。これはかなり憂鬱な事である。」
(『Xへの手紙』小林秀雄
1902年4月11日生まれ、波数3+4+2→9)
「苦痛だが、嫌だとは云えな
いから甚だ憂鬱である。」
(『槿花』小沼丹
1918年9月9日生まれ、波数1+9+9→1)
「すべての決心をくつがえし
てしまうような堪らない憂鬱が、
心に迫って来るのであった。」
(『やもり』広津和郎
1891年12月5日生まれ、波数1+3+5→9)
・・・
これらから集計すると波数分布は下図のようになります。

「憂鬱」の波数スペクトル
「憂鬱」という感情は、波数9を
強くもつ人が測定(観測)しやすく、波数4を強く持つ人や波数7を強く持つ人は測定(観測)し
にくい感情だということがわかります(χ2乗検定、p 値<0.03)。
気力の低下や抑うつ気分に
はノルアドレナリンの機能障害が関係すると言われています。ノルアドレナリンは波数9の神経伝達物
質ですので、この辺が効いているのだろうと思われます。
うつ病はセロトニンが出に
くい病気と言われていますが、このセロトニンは波数4の神経伝達物質です。
波数7を強くもつ人はストレスがかかるとそれに対抗するためのコルチゾール(波数7物質のひと
つ)が分泌されやすい人とみられますが、適度なストレスをかけることによって憂鬱な気分は無くなる
と言われていますので、このストレス対抗能力を活かすため、憂鬱を観測しにくいのだと思われます。
波数とホルモン(神経伝達
物質)の関係については「ドーパミ
ンな人びと−明石家さんまはドーパミンだった」もご覧ください。
文献
(1)佐佐木康二 「波動関数を収縮させない生き方」 東北日本サイ科学会 2011.8
(2)佐佐木康二 「意識の科学としての名言と名言対」 東北日本サイ科学会 2013.4
(3)佐佐木康二 「感情は量子エンタングルメントだった!」 東北日本サイ科学会
2023.4
(4)中村明編 「感情表現辞典」
東京堂出版 2003
◎「磁流理論」では神経伝達物質
などの波数が明らかとなっているためその波動場を再現・発生する装置の開発に成功していま
す。そのひとつであるセロトニンの「量子状態テレポート装置」:
◎生年月日から求める波数の出し
方はこちら:
生年月日は本来の性格を表している −
波数による性格診断
(c)
2024 NLL物理研究所
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